今日の日本経済新聞朝刊1面に
「ウィルコム、返済延長要請へ 債務1000億円、金融機関に」という記事が掲載された。
PHS大手のウィルコムが、三菱東京UFJ銀行など取引金融機関に約1000億円の債務の返済期限延長を求める方向で最終調整に入ったことが18 日、明らかになった。私的整理の1つで第三者機関が仲介する事業再生ADR(裁判外紛争解決)手続きに入る方針を主力銀行などに伝えた。約450万人の加入者がいるPHSサービスを継続しながら、経営再建を目指す。
債務の減免や貸出債権の一部を株式に振り替える「債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)」には踏み込まないもよう。政府の認定を受けた第三者機関「事業再生実務家協会」の事前審査を経て、来週にも正式な手続きに入る見通しだ。
[9月19日/日本経済新聞 朝刊]
この記事を受けて、ウィルコムは極めて短いリリースを出した。
本日、一部で、弊社の債務返済に関する報道がありましたが、弊社から発表したものではありません。
さまざまな可能性を検討していますが、現在決まったものはありません。
WILLCOM | 本日の一部報道について
ぼくが12年間つかったウィルコムの回線解約手続きをしたのが7月21日。このあたりの経緯は、以前
「I≠PHS」というエントリーで触れたのでいいだろう。それにしたって、わずか2ヶ月でこんなことになるとはまったく思いもよらなかった。
もうすでにウィルコムについては書きつくしたと思いつつ、もう一度書こうと思う。
あらかじめ言っておくけれど、ぼくは技術に興味を持ちながら、偏った知識しか持たない人間だ。そして、ウィルコムを使い続ける中で『次世代PHS』に大きな期待を寄せていた人間の一人だ。しかしそれは独りよがりな期待だったのだろう。
誰も教えてくれなかったこと、それは『次世代PHS』はPHSなんかじゃなかったってことだ。
それはひとえにぼくの無知ゆえであって、誰かに責任があることではないけれど、ぼくはそのことについて書いておこうと思った。
あ、以下は9/30発売の石川智晶2年ぶりのニューアルバムです。この2年、彼女の歌を繰り返し繰り返し聴くたびに、何かしらの力をわけてもらったような気がしているので、今度も買います。レビューは購入後に。
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