Webアクセス解析の疑問を煙に巻く25のTIPS(1〜13)

marketing 】 2008 / 08 / 22
あんけいさんdIG iTのエントリ経由で知った、「なかのひと」の中の人、株式会社ユーザーローカルの伊藤さんによる、百式田口さん主催のカジュアルな勉強会におけるWeb解析の質疑応答25問。なるほど、こういう疑問があるのだなと思いつつ興味深く読みました。

おそらく、その場で質問した人に合わせてわかりにくい部分を省いていると思うので、むしろ蛇足だなあと思いつつ補足。と思いきや、モバイルとかもはやついていけない部分もあるなあ。よって、適当に煙に巻いてみることにした。

元記事の25のTipsは以下のとおり。
1. 複数のアクセス解析ツールをいれた場合、ツールによって数に違いがあるのはなぜか
2. 外部にあるサイトのアクセス数は調べられますか?
3. アクセス解析をすると、どんな個人情報が取得できるのか。アクセス元の場所の特定はどの程度できる?
4. アクセス解析ツールにある「滞在時間」はどうやって計っているのか?
5. アクセス解析にかけた費用って、元が取れますか?
6. アクセス解析ツールの業界シェアを教えてほしい
7. SEO の状況が確認できるアクセス解析ツールはあるか。自動的にページを改善できるといいのだが…
8. すでにアクセス解析を入れている企業は、ちゃんとデータを活用できているのか
9. 無料でお勧めのアクセス解析ツールは Google のサービスですか?
10. 携帯でアクセス解析で無料ツールのお勧めのものはありますか?
11. 自社のサーバーが落ちていたにもかかわらず、アクセス解析ツールのログにはアクセスの記録があった。なぜ?
12. 有料ツールを使うメリットってなんですか?
13. アクセス解析の有料製品の値段が高い理由はなぜ?
14. サイトの変更がアクセス数にどれだけ影響あるか、のテストの方法はある?
15. サイトの URL を変更した場合、アクセス数などに影響はあるか?
16. PC よりモバイルのサイトのほうが、一人当たりのページビューが多いのはなぜ?
17. アクセス解析でよく言われる「離脱率」というのは気にしたほうがいいのでしょうか
18. 日本にない、海外系アクセス解析ツールでのすごい機能はありますか?
19. いまユーザーが求める機能は何?
20. ブログのサービスなど Javascript が使えないサイトでもアクセス解析をしたいが、どうすればいい?
21. アクセス解析を導入することによる悪影響はあるか?
22. アクセス解析ツールを使うときの落とし穴は?
23. 解析する期間はどのくらいを考えればいい?
24. アクセス数(PV)と広告料のざっくりとした相場を知りたい
25. PV とクリックされた数、つまり「クリック率」って、どれくらいになるのですか?

 「滞在時間はどうやって計っている?」「携帯サイトはなぜ一人当たりのページビューが多い?」Web アクセス解析の疑問に答える 25 の TIPSを公開しました - 株式会社ユーザーローカル
うーん、多いなこりゃ。眺めただけでもうおなかいっぱいだ……。

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作る人のためのWeb Analytics

marketing 】 2008 / 02 / 17
Webサイト測定、アクセスログ解析、Web解析。言葉は変われどテクノロジはさほど変わっていない気がする。たぶんぼくは1998年あたりに、Webホスティングの新規サービスとしてアクセスログ解析レポートを提供することを考えたあたりから情報をあさっている。このときは実際にサービスを提供しているホスティング事業者を調べ上げ、価格競争やサーバ自体のスペックでの競争をあきらめて、アクセスログ解析レポートのほかにフランチャイザー向けにフランチャイジー専用のWebサイトをコントロールする機能を追加したCMSっぽいサービス、グループウェアのASPサービスが残った。現在いずれもサービスとして存在するところを見ると狙いは悪くなかったようだが、ぼくはすぐにその会社を離れ実現せず、次の会社で1年ほど立った頃、SiteTrackerを使ってアクセスログレポートを作る案件に携わることになり、その後も断続的に手がけつつ現在に至っている。10年前ともなると、まだヒット数という概念が生きていて、Webサイトの効果測定に関するまとまった文献といえば「実践Webマーケティング論」(翔泳社)くらいしかなかったと記憶している。この本はいまでも通用するようなフレームワークを持っていたと思うのだがいつの間にか絶版になり、著者もその後はWeb Analyticsまわりでは仕事をしていないようだ。

この間一番大きく変わったのは、Webサイトを運営する企業の担当者の効果測定に対する意識だろう。メールマーケティングを経て、SEMが当たり前のものとなる中で、Webサイトは一時的に予算を取って作るだけではすまず、さらに運用にも相応の予算を割くことが当たり前となった。キーワード広告に費用をかける担当者は、その費用対効果を無視してはいられなくなり、当たり前のように効果測定を口にする。下手をすると、Webの作り手よりも詳しいのではないかと思うこともある。

Webサイトの運営者に向けて、多くの人がWeb解析の重要性を訴え続けてきたことが浸透してきた結果だと思うけれど、一方でWebの作り手に対してWeb解析の重要性を唱えるものをあまり見た記憶がない。個人的には「アクセス解析なんて簡単だ。でも難しい。」というエントリーの末尾で、
それゆえ、Webサイトの構築を外部発注する際(自社で作るところの方が少ないと思いますが)、アクセス解析を念頭に入れていないWebインテグレータは単なるデザイン屋なので、発注する場合にはある程度割り切りが必要です。自分たちがしっかりと情報設計をする、くらいの覚悟が求められます。泣ける。
と書いたけれど、正直いって「アクセス解析を念頭に置いているWebインテグレータ」がどれほどいるのかという点でははなはだ疑問を感じてはいる。まあ作り手の立場からすれば、CSSやAJAXやRSS、様々なスクリプトやDB、セキュリティ、CMSなど常に新しい技術要素をフォローアップするのに精一杯で、どうしてもWeb解析への意識は薄くなりがちなのかもしれない。

しかし、Webサイトの立ち上げやリニューアルを手がけるにあたって、それをどのように解析するかを明確にして設計に反映させることは極めて重要だ。もしあなたがこれからWebサイト構築を提案しようとするときに、そうした視点なしにただGoogle Analyticsのトラッキングコードを埋め込んでさえおけばよいと考えるのなら、それは完全に間違いではないけれど顧客視点を欠く。いま、Webサイト担当者は効果測定を非常に重視している。設計の段階でこのことを織り込んでおかないと、ときに測定しにくく、できたとしてもWeb解析作業に大きな負荷をかけ運営コストを増大させることがあることは知っておくべきではないだろうか。以下、思いつくままポイントを書いてみよう。

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セグメンテーションの深層

marketing 】 2008 / 01 / 23
先の「セグメンテーションの幻想」というエントリーについて、思いかけずあんけいさんの「dIG iT」からトラックバックをもらった。Web解析についての実践的なノウハウを日本語で伝える数少ない情報源のひとつ(もうひとつあげるならば(元?)ネットレイティングス衣袋さんの Insight for WebAnalytics)として目を通してきたので、ちょっとびっくり。

少なくとも現場の視点で必要性を訴えられると、そこは頷かざるを得ないところ。実際に使えるものを幻想だと言い切ってしまうのはあまりに乱暴ですよねえ。このあたり、怪しいマーケターとしては弱いところであります。笑い。しかしながら、あんけいさんの「セグメンテーションの現状。」というエントリーを読んでなおぼくのなかに残る疑念があって、そのあたりもう少し何とかならんのかと書きはじめる次第。

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セグメンテーションの幻想

marketing 】 2008 / 01 / 15
最近、自分が怪しいマーケターだということを忘れそうなのでたまにはマーケティングについて語ろう。いや、ちょっと待てよ。語らないからこその怪しいマーケターなんじゃないのか? 余は如何にして怪しいマーケターになりしか? もういいから書くなら勝手に書けよ。

そもそもぼくがマーケティングを意識しはじめたのは、ドン・ペパーズ+マーサ・ロジャース「ONE to ONEマーケティング―顧客リレーションシップ戦略」(ベルシステム24・訳、ダイヤモンド社)をたまたま刊行直後に読んだあたりからだから、駆け出しみたいなものだ(十数年経ってまだ駆け出しかよ……)。

その後、インターネットを利用して特定のセグメントにメッセージをプッシュするサービスに関わり、小さなダイレクトマーケティングエージェンシーで紙やFAX、そしてWebサイトとメールをつかったダイレクトマーケティングに関わり、その後はほぼWebサイトを中心にしたマーケティングとビジネス戦略のつなぎ込みの部分を手がけつつのらくらと今日にいたるのだが、この間、年々疑いを強めているのがセグメンテーションという言葉。

セグメンテーションって、マーケティングには使えないんじゃないか? 少なくともWebマーケティングにおいては。「少なくとも」、といいつつも今日ではWebマーケティングを除外したマーケティング立案などありえないのだけれども。

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エリック・ピーターソン「Web Analytics 2.0」

marketing 】 2007 / 10 / 23
WebAnalyticsDemystifiedのエリック・ピーターソンが、SemphonicというPPCをつかったキャンペーンの効果測定ツールやコンサルティングなどを行っている会社が主催したSemphonic X change Conferenceというイベントのキーノートスピーチで「Web Analytics 2.0」というテーマで話をしたようで、誰かまとめてくれないかなあと思っていたものの見つからず。仕方ないので簡単に自分用の覚書(かつ社内向け資料)としてまとめておきます。

内容的には以前「ページビューなんてすでに無意味になっている、けれども。」やエントリ元になったHotWeb Magazine「ページビューが意味の無い日が近々やってくる」と似たような話で、特に「ページビューが意味の無い日が近々やってくる」で最初に取り上げられているAJAX、RSS、WidgetのようなWeb2.0がらみのテクノロジーがWeb解析に与える大きな影響を取り上げています。実際にWeb解析にあたる実務担当者には切実な問題も含まれていて共感と悲哀を誘います。苦笑。

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