何も考えずにblogを書き上げる方法

essay 】 2010 / 09 / 25
 朝、ぼんやりとTwitterを眺めていたらsmashmediaの河野さん(@smashmedia)のQTが目に入った。


 引用元の@okn038さんが紹介されているCNETの記事、「[ウェブサービスレビュー]デザインカンプに使えるダミー文章を生成--『すぐ使えるダミーテキスト』」をざっと読んでみる。元テキストを指定して、形態素解析を経て意味が通らない内容のテキストを出力してくれるようだ。

 ……ほほぉ。


 というわけで、ほんとにできるのか試してみた。

 まずは「すぐ使えるダミーテキスト」へ。入力項目は、
  • バラグラフごとの文の数
  • バラグラフ頭の全角スペースの有無
  • 元テキスト(青空文庫に収録されている夏目漱石「私の個人主義」、宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」か、A4で1〜2枚程度のオリジナルのテキスト)
の3つ。

 元テキストは、衰弱堂雑記より「のがれえぬもの」をとりあえず選んだ。ざっと目視した範囲ではパラグラフは2〜4センテンス(ある種の効果を狙ってか、1センテンスのパラグラフを置いている箇所もある)。これをコピー&ペーストでフォームに貼り付けてパラグラフ頭の全角スペース有りで生成してみた。さて、どんなもんだろうか。

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ダウト

essay 】 2010 / 09 / 19
 えーっと、またも久しぶりの雑記更新で文体失念。というか、今回あんまり微笑みを誘う話がないんだけれども。

 2ヶ月ほど前からお腹をこわす日が多く、手元にあった「ビオフェルミン」とか「強力わかもと」とか「正露丸」とか飲んでみたわけだが、どうにも収まりがよろしくない。ビフィズス菌もビール酵母も無力。クレオソートは健闘するも何とか引き分けに持ち込むといった按配。

 かかりつけの医師に相談してみると、「過敏性腸症候群でしょう」、ということで「コロネル」という薬を処方された。おいしそうな名前だね。なんか食物繊維のすごい奴、みたいな説明が書いてある。が、確かに効いた。腸内環境!!劇的ビフォーアフター。ポリカルボフィルカルシウムすごいぞ。

 で、話はそれでおしまい。だと別に今日も雑記は更新しないですんだわけじゃないか。そうなのか? いやいや、これはまあどうでもいいんだ。話は二週間ほど前に遡る。

 その二週間前から、かかりつけの病院が院内処方から院外処方に切り替わり、診察後に支払いを済ませると薬ではなく処方箋が渡されるようになった。以前、椎間板ヘルニアで通っていた整形外科がやはり院外処方だったのだが、病院が入っているビルの1階に調剤薬局があったため、そのまま処方箋を片手に降りていって薬とか湿布とかもらっていたのだが、今回は薬局が少し離れたところにしかなくて、ちょっと不便。
 院外処方の案内とともにいくつか薬局が紹介されていたので、そのうちの一つに行ってみた。初めてだというと、なぜか保険証を出せといわれ、何やらアンケートを書かされた。薬局で保険証の提示を求められた記憶はないんですが、最近何か変わったんでしょうか。狭い待合所でしばらく待っていると、やがて薬剤師さんが薬を持って出てきて説明をはじめた。

 が、おかしなことを言うんですよ、この人が。

「コロネル、これは腸のお薬ですね。朝3錠です」

 あれ? 確かこの薬、最初に処方されたときに1日3回1錠ずつといわれたと思うんですけど……。1日3回飲んでいた旨告げると、

「違いますよ。処方箋に朝3錠と書いてあります。じゃあ、間違えて飲んでいたんですね。よかったですねぇ」

 と笑顔で言われてしまった。

 そうだったかなあと思いつつ、間違っていたのかとその日から心を入れ替え、朝3錠に飲み方を変えたわけです。ところが、なんとなく腸内環境に秋の気配。なんだそれ。微妙にまた調子が悪い。ぼくはよく薬を飲み忘れるので、余った分を調子悪かった日は夜1錠追加で飲んでみたりしてしのぎつつ、今日また通院して処方箋をもらったわけです。

 ちょっと疲れていたので帰りはバスに乗ろうと思い、そういえばバス停の前のヤマダ電機LABI1日本総本店に薬局があると書いてあったなあと思い出し、今日はそちらに行ってみた。地下2階の一隅に確かにあった。なんでもあるもんだな、日本総本店は。笑い。

 で、やはり今回も保険証の提示を求められ、アンケートを書かされた。待つことしばし。前に待っていた人たちが会計を済ませ、次は衰弱の番だなと思いきや、後から来た人の薬が出てきている。どういうことだ。

 すると薬剤師さんに呼ばれた。手には処方箋を持っている。

「ちょっと一つだけ確認したいんです。このコロネルなんですが、朝3錠で処方されてますよね? この薬は普通そういう処方はしないと思うんですが」

 あれ? どういうこと?

 最初の処方時に確か1日3回1錠ずつで処方されたと記憶していること、2週間前に別の調剤薬局に行ったときに朝3錠だといわれて変だなと思ったことを告げると、薬剤師さんは「そうですよね」といってまた調剤室に戻っていった。

 それからまたしばらく待たされ、後から来た人たちが何人か薬を受け取って支払いを済ませて立ち去っていった。そしてようやくぼくの薬が出てきた。どうやら病院に処方箋の指示について確認の連絡を入れていたらしい。そして、院内処方から院外処方に変わった際に作成した処方箋の指示に誤りがあったことがわかった、との説明がありました。

 さて、この一連の出来事、誰が悪いんでしょうか?

 客観的に見ると処方箋を間違えた病院が悪いのかな、と思いつつも、実はぼく個人としてはそれほど病院に対して責める感情はないんですよね。最初に1日3回と医師から口頭で指示があったと記憶していたわけですし、同じ薬が同じ分量出ていれば薬の説明書きみたいなプリントをつけられても特に見もせずに同じように飲むので。

 というわけで、ぼくの中では間違った処方箋を鵜呑みにして間違った飲み方をするように念押ししてくれた某薬局の薬剤師さんが圧倒的にだめな人になったんですよね。もうあの薬局には二度と行かない、と思わせるくらいには。とはいえ、理解できなくはないんですよ。だって、プロである医者が出した処方箋が間違ってるだなんて、思わないですよね?

 けれど、日本総本店の調剤薬局の薬剤師さんは、これがおかしいと思った。そして持参した本人に確認して、さらに病院にまで確認を入れた。この人は、薬剤師としてプロでした。処方のパターンについての知識を持ち、おかしいと思ったら、それをそのまま受け入れず、確認した上で正しい処方量をぼくに教えてくれたわけです。さすが日本総本店に君臨するだけのことはある。いや、君臨してるかどうかは未確認だけど。微笑。

 まあ世の中、どんどん分業化が進む中でバリューチェーンはどんどん長くなるわけですけど、いつだってどこかでミスは起こりうるわけです。そうした中で自分自身の知識と経験に基づいて「ダウト」を出せるプロフェッショナリズムは忘れたくないものだな、と感じ入った次第。




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あなたが知らない(かもしれない)コンピュータ将棋の世界

essay 】 2010 / 04 / 08
 先週末、情報処理学会が日本将棋連盟に対してコンピュータ将棋とトップ棋士との対戦を求める挑戦状を送りつけ、日本将棋連盟が今秋にも清水市代女流王位・女流王将を対戦相手として送り出すとのニュースが流れた。
 情報処理学会は4月2日、コンピュータ将棋でトッププロ棋士との公開対局を求める挑戦状を日本将棋連盟に送った。日本将棋連盟もこれを受諾、清水市代女流王位・女流王将を対戦相手とすることを明らかにした。対戦は今秋に実施予定。

情報処理学会、日本将棋連盟に「コンピュータ将棋」で挑戦状をたたきつける - ITmedia エンタープライズ
 日本将棋連盟は2005年に会長に就任した米長邦夫がその年の10月の理事会で現役棋士とコンピュータ将棋との公開対局を原則禁止し、確か2007年3月のBonanza対渡辺明竜王戦以来、対局は行われていないと記憶している。ちなみにこのときの対局はBonanzaの開発者保木邦仁氏と渡辺明竜王の共著「ボナンザVS勝負脳 」(角川oneテーマ21)に詳しい。

 女流棋士対コンピュータ将棋。「最強将棋ソフトは人間を超えるか」? という興味深いテーマについてはすでに「俺の邪悪なメモ」「人間VSコンピューター この世紀の決戦を楽しむために」にコンピュータ将棋の歴史の概観を含め、その背景がわかりやすく紹介されている。しかし、個人的にはもう1本、楽しむための線を引いておいた方がいいと思っている。それは何か?

 コンピュータ将棋同士の潰しあい、コンピュータ将棋協会(CSA)が主催する世界コンピュータ将棋選手権である。毎年5月のGWに行われる世界選手権、第20回の今年は5/2〜5/4の3日間で開催される。

 先述のニュースを見たときに思ったのは、今秋の対戦ということならば、この第20回世界コンピュータ将棋選手権の優勝チームにプロへの挑戦権が与えられるのではないか、ということだが、どうやらそういう単純なことではないらしい。
 今秋に実施される予定の対局では、コンピュータ将棋のソフトウェアに合議アルゴリズムと呼ばれる方針を採用する予定。これは、複数のソフトウェアを疎結合で並列計算させ、それらを集約して、次の一手を決定する手法。具体的なソフトウェアとしては、2009年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した「GPS 将棋」のほか、Bonanza、激指、YSSなど世界コンピュータ将棋選手権で優勝経験があるソフトウェアの名が挙がっている。また、計算を行うハードウェアは、東大、京大、筑波大などの並列処理大規模計算機環境のグリッドを使う方向で検討しているという。

情報処理学会、日本将棋連盟に「コンピュータ将棋」で挑戦状をたたきつける - ITmedia エンタープライズ
 コンピュータ将棋界の総力を結集し、本気でプロに勝ちにいく気まんまんである。

 とまれ、まず楽しむべきは秋の大一番よりも5月の選手権である。以下、ごく大ざっぱに見どころを書いていこうとしているが、あまりにもコンピュータ将棋が進化してしまって棋力も知力もぼくには到底余る。この面白さ、伝わるんだろうか。適宜、リンク先を参照してほしい。




 なお、上にアフィリエイトリンクで将棋対局ソフトを貼っているが、BonanzaGPS将棋などダウンロードできるソフトが存在しているので購入しなくともコンピュータ将棋との勝負は楽しめる。笑い。どちらも思考ルーチン部が公開され、別途対局用のUIソフトが必要となるので「Bonanza用GUI マイボナ」のページからBonanzaと合わせて入手するのがよいかと。

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タグ: PC  game

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あたりまえのことを語ることをなぜ躊躇うのだろうか

essay 】 2010 / 02 / 11
 しばらく雑記のことを忘れていたせいで、自分の文体がすっかり思い出せなくなりつつある衰弱堂です。確か全盛期にはこのあたりからやたらとウィットに富んだ小ネタをばんばんはさんで、読み手をどっかんどっかんひきつけてましたよね。そんな事実は確認できませんか、そうですか。今日も地味なよしなしごとを綴る地味なブログをわざわざご覧いただき恐悦至極に存じます。

 さて、いったいぜんたい、このサボり方はどういう了見なのかと。雑記をやる気がないやつは去れ! と編集長が今にも沸騰しそうな状況ですが書いている私が編集長です。昨年末にこれまで何度か雑記でも取り上げてきた職場を去ることとなり、あれこれ手続きなどしながら気がつけば新年というのもおこがましい2月の上旬。いまさら年始の目標を掲げるなんてことは、まあどうなの? と思う今日この頃。しかし、思い立ったら遅いなんてことはないんだよ! 愛されたいと願っているパパも、融通の利かないママも、そして今にも諦めてしまいそうな君にも、今夜はとびっきりゴキゲンなロックンロール・エントリーを届けよう!(意味不明)

 余計なレトリックはこの辺にして本題に入ってみるのだけれど、ぼくはこの衰弱堂雑記を書くにあたって、いくつかの制約を無意識に設けていた。そのひとつが

 「あたりまえのことを語らない」

ということだった。


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彼はきわめて奇妙な顔つきでじっと私を眺めた

essay 】 2009 / 11 / 30
 そういえば、10/2のMarkeZine Day 2009については書こうと思いながら書くのを忘れていたことを思い出した。その日は結構リアルに衰弱していて、電車に乗ったはいいが秋葉原で降りるはずが気がつけば浜松町まで行っていたりして、よりによって、a2iの大内さんと小川さんによるセッション「キーワードは「セグメンテーション」不況下に効くアクセス解析テクニック」に間に合わなかったんですね。それで書くのはちょっとメインディッシュのない料理みたいになりそうだな、と思って放置していたらもう2ヶ月か。

 会場に着いてすぐに始まったオムニチュアのディノ水嶋さんとぐるなびウェディング舘田さんのセッションではクライアント側の舘田さんが水嶋さんに「アドビの買収の件、どうなんですか」という豪快なマクラを振って立ち見客あふれる会場を沸かせたとか、ブレインパット佐藤さんのセッションは地味ながらデータマイニングツールKXENがすごいパワフルなのに驚いたとか、アルトビジョンの椎葉さんのセッションで右端の前から2番目の席に着いたら前に椎葉さんがいた(というどうでもいい出来事はともかく、メールマーケティングの今を実践ベースで語りきった内容は充実)とか、リクルート東さんのセッションでは『じゃらん.net』の取り組みを例に当たり前のことを組織として当たり前に行うという困難な業務改善のステップを極めてわかりやすく語っていたなど、内容はすべて満足できるものでした。その他のセッションについてはMarkeZine「MarkeZine Day 2009特集記事一覧」にまとめられております。

 ただ、個人的に書くべきこととして引っかかっていたのは会場の秋葉原コンベンションホールをあとにして、駅の改札に向かう途中に見かけたポスターだったんですよね。

 改札前の柱に、それはよく見るとポスターサイズの薄型液晶パネルがかけられていて、ほとんどポスターと変わらない鮮明度でそこにあったわけです。へぇ、紙のポスターと変わらないなあ、と思って眺めていたら、その瞬間画像が切り替わり、ぼくの中で何かかちりという音を立てたような気がしたのだけれど、あまりに衰弱していたので忘れていたのだけれども。

 これ、デジタルサイネージって奴ですよね?


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タグ: ad  marketing  event  business

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