で、今日のVenture Nowを見ると、国内でアイテムバンクなるベンチャー企業によりこうしたサービスが出てきたという記事があったわけですね。
パブリッシャー側は大半が規約でRMTを禁止している以上、どうしてもグレーなサービスとの印象をぬぐえないわけですが、そのせいかゲーム系ニュースサイトには今のところこの記事が出ていないような。Venture Nowだけじゃパブリシティとしてはあまりに弱いと思うんですが。笑い。
しかし考えてみると、こうしたゲーム外でのアイテム取引サービスに関して、パブリッシャー側はアイテムバンクに対してサービス停止を求める根拠はどうもなさそう。ガマニアが「巨商伝」でゲーム内アイテム販売による課金を採用したり、ゲームオンが「天上碑」でレアアイテムの宝くじ形式での販売を開始したりと、少しずつ状況が変わりゆく中で、パブリッシャー各社も今後はRMTのオープン化を前提にしたビジネスデザインを迫られてる気もしなくはないですが。
で、アイテムバンクのWebサイトを見てみたんですが、会社の所在地が神田司町。これが妙に気になる。神田というと、孫泰蔵のアジアングルーヴ系の各社(ガンホー、テクノグルーヴ、テクノブラッド(2004/8に神田小川町から新宿に移転した模様)があったな、と。社長名で検索してみると、なるほど面白い話になってるわけですね。なんのバックもなしにこのサービス単体で会社を立ち上げるというのがそもそも無理がありすぎな話で、事実はどうあれこのあたりがつながっていると考えた方が納得はいきますね。
ところで海外のRMTに関しては、ずっとHotWiredが精力的に取り上げているのでそちらを参照。ロシア人をフルタイムで雇用して調達したゲーム内貨幣やアイテムを販売するIGEのケースなんかはもう、なんともいえませんな。こんなくだらないグローバリゼーション聞いたことないよ。苦笑。
などと所詮よその国の話と思いきや、IGEは日本向けサービスもあるんですね。唖然。