頭からつまさきまでが自転車とぴたりと調和して、動きの中に芯を持った美しいフォルムを見せ付けつつ、颯爽と見えない闇の向こうに過ぎていった。
横から見た、動きのある美しさに魅せられることがままある。
昔まだ勢いのあった頃のASAYANでSomethingという女性向けジーンズのCMがよく流れていて、フランス語の歌に合わせて、外人の少女が歩いていく姿を横から追う構図が中心で、CMの意図としてはおそらく活発な女性向けのジーンズを認知させることにあったのだろうが、ぼくはその颯爽と歩いていく少女の横顔と、交互に軽やかに踏み出される脚が織り成す美にひきつけられた。
前を歩く後ろ姿が美しい女性もいる。前から来たときにその顔立ちやスタイルに魅せられる女性もいる。それらは、どちらかというと固着された形態としての美しさなのだろう。
そうではなく、自分と関わらずただ目の前を通り過ぎていく、横から見た美しさには、何か特別なものが、天啓のようなものがあるように、時に思える。
移動する女性への崇拝というのは案外普遍的なものなのかもしれない。初期のマルセル・デュシャンの作品に階段を降りる裸婦(Nude Descending a Staircase)のようなものがあったことをふと思い出した。
気になる女性タレント
檀れい、「金麦と待ってる〜」
あれこそ、動きとじらしのある美しさです^^
Youtubeで金麦のCMを何本か見たけれど、なんか表情の作り方とかが広末涼子に似ているような気が。