FNF(五元素) ifive MXを買いました(レビュー編)

mobile 】 2013 / 04 / 14

 しかし、正月に公開してすぐ続きの記事を書くはずだったFNF(五元素)の8インチAndroidタブレット、ifive MXの件。忙しさに押されっぱなしで土俵際どころか国技館を越えて隅田川の対岸ぐらいまで押し込まれて気がつけば4月も半ば過ぎ。春になっております。おお、この3ヶ月はいったいどこに消えてしまったのか。

 まあそんな、できない男の嘆きはともかく、意外にifive MXでの検索でこちらに来られている方がいるようなので、簡単にレビューをまとめてみたいと思います。結論から申し上げますと、この端末は色々あるもののよくできてます。入手した1月の頭から今日まで「これ買って失敗した」と思わなかったので、合う人には合うと思います。

 なお、一応申しあげておきますが、技適マークがついていないこうした端末をWifiで使うのは電波法違反になるおそれがあるので、有線LANでお使いください。微笑。

外観など

 もういちど、外観を紹介しておきましょうか。

FNF iFive MX

 五元素の公式サイトより、サービスカットでお届けします。笑い。なかなか美しいですね。どっちがだよ。

 サイズ的にはベゼルが広いためほぼ液晶サイズが同じiPad miniよりも若干大きめのはず。確か五元素の製品情報にスペックがなかったので、購入したAntelifeが掲載していたスペックシートから転載すると、198x158x9.8 mmで432gとなっています。iPad miniより130gほど重め。これが別のサイトだと、470gとか480gとなっていて、中華パッドのまとめwikiに「軽そうな構造なのにホントに470gもあるのだろうか?お持ちの方の実測値が知りたいですね。」というコメントが寄せられていました。これ、家にキッチン用のはかりがないので実測できないんですが、明らかに重いです。

 上下左右、回転して持ってみましたがどこかに重量物が偏っている感じはなく全体的に重いです。おそらく真ん中に挟み込まれている金属製のシャーシが強度を出すために相当重量があるのでは。その代わり、Ainol Novo7 Auroraのような、少し強めに持った際のきしみ感がなく、剛性を感じます。両短辺をつかんでちょっとねじったくらいではゆがみません。重いことはけして好ましいことではないけれど、この重さは高級感の演出につながっているのではないかと(使用による個人差があります。笑い)。手に持っていてもすごくしっかりとした感じがあります。で、実際にどれだけ剛性があるんだということでいえば、夜寝るときにベッドで使っていて何度かフローリングの床に落としたものの特にどこかがはずれたりゆがんだりすることもなく、不具合も出ないようなのでそれなりに頑丈にできているのではないかと。

 フロントは購入時に貼られていた保護シートを少しだけ気泡を抜いて使用していますが、たぶんアクリル。裏側も透明感のあるアクリルのような感じ。液晶面は平らですが、裏側は微妙にカーブをかけて周縁部が若干薄めになっています。例のiPhone4まがいの金属フレームになっているサイドはフロントカメラが右側に来るように縦持ちすると、上辺の右から左に向かって電源スイッチ、金属メッシュのスピーカー(モノラル?)、Micro USB端子、HDMI端子、3.5mmヘッドフォンジャックの順の並び。右辺の上部にメニューボタンとボリュームボタン、左辺の上部にマイク穴、下部にmicroSDアダプタが並んでいます。中国製のタブレットで特に液晶サイズの大きいものはACアダプター用の電源プラグがついているものが多いようですが、ifive MXはMicroUSB経由の充電のみで、ACアダプタもUSB端子が出ているものが付属します。背面は「5」を白抜きした五元素のロゴとifive MXのモデル名が大きめに記載され、五元素の社名は控えめに小さな文字で記載されています。

 全体的なパッケージとして問題があるのは重量だけで、充電用のジャックを設けずにUSBで共用するなど総じてミニマルなデザインは(よく言えば)Appleリスペクトではあるんですが、それなりに消化した上でまとめあげられていて、3ヶ月ほど使った感じでも納得いく仕上がり。


ソフトウェアなど

 まず、ifiveシリーズで売りの一つになっているメニュー画面のifive-skinという、Winなんちゃらで見たような奴。あれは少し使ってみたらなかなか使いやすく、よくできていると思うんですが、残念ながら天気予報が中国国内しか対応していません。よって諦めてGo Launcher EXGo lockerに変更。現在はGo lockerを残したままNova Launcherに変更しています。

 ランチャーでの操作、ブラウジング、ゲーム含めレスポンスは良好。あと地味に使い勝手に影響するのが縦持ち・横持ち時の画面の自動再描画の早さ。ここがもたつかないのもいい感じ。RockchipのデュアルコアSoC、RK3066を採用し、AnTuTu v3.2.2を回してみたところ、トータルスコアが11092でした(確かClass10の32GB microSDを入れてます)。最近採用端末がいくつか出てきたAllwinnerのクアッドコアSoC、A31あたりとあまり差がないみたいで、8インチで解像度が1024×768なのもあって実用上ほとんど問題はないと思います。

 使ってみて初めてわかった性能としては、メモリの空き容量が大きいこと。シンプルタスクキラーを常駐させていますが、色々起動したあとに確認しても400MB / 874MB程度の空きがあり、タスクを終了すると580MBほどが空き容量になります。プレインストールのアプリの削除等は行なってません。普段使いのau ISW11SC(Galaxy SII WiMAX)だと通常で140MB / 795MB、タスク終了時でも320MB / 795MB程度しか空きができないのでかなりの余裕。

 最初に購入したAinol Novo 7 Auroraはブックリーダーとしては特に問題なかったのですが、Webサイト閲覧などを行うとかなりストレスを感じさせる残念な仕上がりでした。このifive MXあたりのレベルだと普通にWeb閲覧用端末としても問題ないようです。どうしてもNexus 7を買いたくないという向きにはRK3066搭載機ないしは、今月あたりから徐々に発売になる後継SoCのRK3188を搭載したタブレットを選べば、普段使いでなんの問題もないのでは。ただし有線LANに限る(よい子のお約束)。

 あ、いちおう購入後に自力でrootは取っていますが、Android4.1.1ということもあり日本語フォントも問題なく、あまりrootを取る必然性はないような気もします。必要な方はUSBドライバを設定の上、XDAからBin4ry's Root Tool をダウンロードして1)Normalを実行すればOK。英語の紹介記事"How to root any Android device running ICS or Jelly Bean"が参考になりました。あくまでも自己責任でお願いいたします。


衰弱堂のタブレット使用記

 タブレットというのはひょっとすると人によってかなり使い方がちがうデバイスで、そのあたりを書いておかないと参考にならない気もするので補足を。

 まず、ぼくはタブレットをこれまでほとんど家から持ちだしてません。外ではもっぱらスマートフォンを使っていて、Greeのゲームやってるか、2ちゃんまとめサイトビューワ(2chまとめx3を常用)、はてなブックマークなんかを見ているか、Twitter、Facebook、Google+を見ているか、といった感じ。よって、実はタブレットのバッテリがどの程度持つのかをいまだに把握していません。

 主に青空文庫含めたブックリーダーだったり、WindowsのHDD内の動画をsmb経由で見ていたり、ゲームしていたり、ゲームしていたり、ゲームしていたり、という感じ。ゲームじゃん。圧倒的にゲームなんじゃん。でも、これが普段の机の前の椅子でも使うんですが、かなりの時間ベッドの上だったり、時にトイレだったりと場所に拘束されないのがいいんですよね。机の前にいないときにはGmailの確認なんかにも使っています。

 で、この数カ月、仕事から帰ってきた夜や休日にちびちびタブレットを使っていて痛感したのは、7インチよりも8インチの方がタブレットとしての使い勝手は上なんじゃないだろうか、ということ。

 実はほとんどどこにも書いていませんが、ifive MXを買ったあとにもう一台中古でタブレットを入手しています。そちらのほうが軽くて、画面サイズもほぼ同等で1280x960と解像度が高いことから、購入ボタンを押した時には徐々に移行するかなと思っていたんですよ。ところが結局、圧倒的に使う頻度はifive MXの方が多いんですよね。

 これは実は画面サイズの問題ではなくて、アスペクト比16:9の画面よりも、4:3の画面の方が、ぼくにとっては使いやすいということなんです。1024x768というか、縦画面の768x1024が使いやすいんではないかと思います。

 ただ、国内で4:3のタブレットを探すと、おそらくiPad miniしか選択肢がなさそうというのが難しいところ。ifive MXの画面サイズが使いやすかったので、軽いこともあるし、よっぽどiPad miniを買おうかと思ったんですが、次のモデルでretina級に解像度が上がりそうなので、いったん待ちで。といいつつ、もうAndroidに慣れているので今さらiOSには行きにくいなあ。ATOKも買ってるし。


おっといけない、ゲームレビューを

 そうそう、肝心のゲームレビューがないじゃないですか。

 実はifive MXを入手してから、ゲームをプレイする時間が少し増えました。このサイズだと、割とゲームも面白いんですよ。逆に同じゲームをスマートフォンでやると何だかせせこましく感じたりします。というわけでAndroidタブレットで無料で楽しめるゲームをいくつかご紹介します。


Arcane Legends(Spacetime Studios)

 これは激推し。最初、同じ開発元のDark Legendsというゲーム(そこそこ面白い)をやっていて、こっちも試しにプレイしてびっくり。Dark Legendsからさらに洗練されて、PCゲームと遜色ないレベルの作りこみになってます。英語オンリーなのでとっつきにくいんですが、Diabloにハマった人はやるべき。ハック&スラッシュのアクションRPGでペットを連れていけます。いくつかダンジョンがあって、クリアすると先のマップにいける模様。で、同じタイミングでダンジョンに入った最大3人とパーティを組んでプレイできます(組まなくても協力プレイになるのはご愛嬌)。こわくて足を踏み入れていませんがPvPエリアもある模様。Daily Questもいくつかあったりして、まだ3つくらいしかマップ開いていないのに飽きずに毎日ちびちび遊んでます。


麻雀 雷神(Ateam Inc.)

 これは有名かな。通信対戦もあるんですが、捨て牌の遅延が結構あるのでもっぱら対CPUの昇段戦みたいな雷神バトルというのをやってます。現在七段。106-38-26-26、平均順位1.86。CPUが流局テンパイをほとんど取らないのでテンパイ料で勝ってる分が結構ありそう。


パンチヒーロー(GAMEVIL Inc.)

 しょぼい3Dのボクシングゲーム。最初、あまりに勝てなくて、「このクソゲーが」とか思いつつ1日1試合とかちびちびやってたんですが、アッパーをスウェーでかわしたり、カウンターを入れたりできるようになったら俄然面白くなってきたあたり、人間って現金ないきものだなあと思ったり思わなかったり。ゲームバランスが課金アイテムありきになっている気がするので、全14試合のシルバーリーグ戦をちびちびやってます。最近賞金を貯めてバックハンドブローを身につけました。


ガンゾンビ:ヘルゲート(PNIX Games)

 一時期かなりはまっていたFPS系ゲーム。前面から襲ってくるゾンビを撃ちまくって一定数倒すとミッションクリア。ゾンビにくっつかれると襲われて体力が減りゲームオーバー。武器の種類が多くて無料でかなり楽しめます。


Bonanza(マグノリア)

 コンピュータ将棋界で革命を起こしたBonanzaのAndroid版。実は1回しかやってません。だって……レベル初級(一番弱い)で、手も足も出ないくらいフルボッコにされたんですよ。これ、強すぎて有料版売れないんじゃ……。


DERBY OWNERS CLUB(SEGA CORPORATION)

 これ、iOS版が移植されるのをずっと待ってました。先週リリースされたばかり。アーケードの3D対戦競馬ゲームとしてお馴染みのセガのタイトル作品の移植作。一時期、PC版でDERBY OWNERS CLUB Onlineというタイトルがあってかなりはまっていたんですが、6年ほど前にサービス終了。金曜の夜くらいから遊び始めて、当時同じサーバでプレイしていた人を3人ほど見つけて懐かしさもひとしお。DOC Onlineは最大16人だかの同時対戦だったんですが、こちらは重賞レース、イベントレースにユーザの生産馬が登場するものの、直接対戦プレイはない模様。しばらくはちびちび遊びます、はい。


これから中国製タブレットを買う人へ(2013年4月時点)

 技適マークの問題もありますが、入手方法や故障時のアフターサポートなども考えると、Nexus7が普通に買える現状で中国製タブレットを選ぶべき積極的理由はだんだん薄れてきていて、ほんと道楽でしかないとは思うんですが、それでも使ってみたいという人向けに、最後に今ぼくが買うなら選ぶだろう機種を紹介しておきます。

 まず最初に画面サイズ。これはほとんど宗教論争のように「5インチが持ち運びやすくてちょうどいい」、「7インチだ」、「7インチは大きすぎる6インチが至高」、「そんな小さいのはスマホで十分、9.7インチだろ」みたいに人それぞれみたいなんですが、ぼく個人としてはやはり8インチ前後から選びます。中国製タブレットは8インチモデルに関してはiPad mini向けの液晶を流用する関係か1024x768の一択になっていて、この春くらいからiPad miniクローン的な極薄・狭小ベゼルのモデルをいくつかのメーカーが発表しています。ぼくが買うならたぶんこの中から。ざっと挙げると、

Onda V818 mini(Allwinner A31s、199x139x7.5mm、340g、デュアルスピーカー)
HKC Quest Q79(おそらくATM7029、200x135x7.6mm、350g、初期ロットはiPad mini風のカバー付属。カバー兼用のBluetoothキーボードがオプション)
Colorfly CT781(Allwinner A31s、サイズ・重量不明もiPad mini同等で厚さ6.7mmかつベゼル幅はiPad mini以下)
CHUWI V88(Rockchip RK3188、201x136.6x7.2mm、重量不明、バッテリー5000mAh)
CUBE U30GT mini2(Rockchip RK3188、202x135.6x8.6mm、330g、最薄部6.5mm)

なんかが発表済で、あとPiPOもRK3188搭載の同コンセプトの機種を出す模様。

 この中ではHKC QuestはSoCのATM7029を採用した機種がAinolからすでに出ているがあまり評判がよくない様子なのでスルー。実質CortexA5のクアッドコアで、CortexA9デュアルコアのRK3066よりも各種ベンチの結果が低いとか。スマート風カバーやキーボードはいいと思うんですけど。Colorfly CT781は発表後Alibabaでもまったく見かけません。自社サイトにもまったく情報がなく発売日も不明。本当に出るのかどうかもわからない。中国製タブレットにはときどきこういう奴があるような気がする。Onda V818 miniは割とまとまりがいい感じ。A31sはA31の低消費電力版、というアピールをしているようなのだけれど、単なる低スペックモデルという話も。ただ、Ondaは中の作りがいいという話と、だめだという話と両方見かけるのでそのあたりどうなのか。

 で、やはり結論としてはRK3188搭載機のCHUWI V88かCUBE U30GT mini2なんじゃないかと。ただし前者はあまり国内通販で見かけないメーカーなので海外から個人輸入するしかないかも。CUBEはたぶん通販や秋葉原のショップなどにそのうち入ってくるのではないかと。

 ちなみに五元素もRK3188搭載の新機種としておそらく9.7インチのifive 2Sを発表しているので、ifive MXの次期モデルが出ることを考えて悩むのかもしれないなあ。

 まあ、中国製タブレットにつきまとう諸々のリスクは回避したい、という方には、AndroidにこだわりがないならiPad miniでいいと思います。Retina化は端末の使用時間との兼ね合いで実は意外にメリットが少ないかもしれないし。Androidから選ぶなら、個人的にはXperia Tablet Zです。






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