docomo PRO series 東芝T-01A(TG01)

mobile 】 2009 / 08 / 10
 12年使い続けたPHSから携帯電話に移行するまでの話は「I≠PHS」で書いた。どなたかが2chのウィルコム総合スレにURLを紹介してくれたせいでp2経由のアクセスが多くてちょっとびびった。「別れたあとに元カノのことをボロクソに言うタイプ」とのコメントが寄せられていたのだけれど、別れる前からボロクソに言ってたんですけれどもね。苦笑。

 ぼくにとって、DDIポケット〜ウィルコムは常に最先端のサービスを提供するブランドだったわけです。Air H"あたりのデータ通信の優位性を他社がキャッチアップして時代遅れの通信速度になったあとも、スマートフォン市場を切り開いて常に新しい提案を続けてきたウィルコムというブランドが「挑戦者」としてのイメージを失いつつあることはいまでも非常に残念に思っています。一般の人が食いつく「ウィルコム間の通話定額」とかは、しょせんぼくには縁のない話だったんですよ。ボロクソに言える別れた元カノも今カノもいないんだよ。あー、秋モデルには期待しております。微笑。

 さて、そんなロイヤルティやら未練みたいなものやらを振り切って、勢いで買い換えてしまったT-01A。購入から3週間ほど過ぎてしまいましたがここでいったんまとめを。

ファーストインプレッション、そしてすれ違い
 東芝がWindowsMobile携帯を市場投入するらしい、というニュースは確かengadget日本版の記事を2月に見たのが最初だったと思います。クァルコムの1GHzのCPU、Snapdragonと4.1インチWVGA液晶を採用。こういうのほしいなあ、でもハードキーがないのはだめじゃね? というのが第一印象。しかし、このサイズ/解像度の液晶を積んだケータイ/PHSで外付けキーボード(リュウドのパピヨン)を接続可能なものがずっと欲しかったんですよ。Advanced/W-ZERO3[es]でも接続してごくごくたまに使ったのですが、微妙に液晶が小さいなあと。で、持ち歩きを考えると3.5〜4インチあたりの液晶サイズが落としどころじゃないかと。
 そして5月にdocomoが夏モデルの1機種としてTG01を採用したというニュースが出たわけです。docomoかあ。高いしなあ。関係ないよなあ、とその頃は思ってました。そして発売日が6月20日に決定。この間、2chのT-01Aスレを追いかけつつ、いったいどんなものなのかと考え続けていたわけです。ランニングコスト的には月2000円増程度で、通信速度とのトレードオフと考えればそれほど大きな負担でもない。

 実機に触ったのは確か発売日翌日の6月21日。池袋界隈のドコモショップやビックカメラ、ヤマダ電機にはなくて、ビックパソコン館だけにホットモックが置かれていたような。

 手に持った最初の感じが、すごくよかった。

 適度な重さと、適度な厚さ。手にしていて気持ちがいい端末。IEなどアプリケーションの起動や切り替えは一瞬。SIMは刺さっていないのでWebの描画やモバイルGoogle Mapの使い勝手などはよくわからず。アドエスを使っていて、唯一不満だったのは、ときどき知らない場所にいくときに開いてみるモバイルGoogle Mapの描画の遅さだったんですよね。

 新規で35000円。うーん、どうする? 買う寸前まで高まって、我慢。帰ってきてからも、やっぱり買うべきだったのかなあ、と少し後悔。6月だとウィルコムの年間契約だかの更新期で契約解除料が不要、と事前にサポートセンターで聞いていたわけです。それ以降だと2100円。

 そしてその翌日から、不具合で一時販売停止。これはやっぱり買うなということなのか?
 発売再開後も2chの機種スレを見つつ、週末にビックパソコン館の前を通るとホットモックを触ってみる。一度ビックの店員さんに「この機種どう思います?」と聞かれました。「微妙なんじゃないですかねえ」と答えましたけど。笑い。これは購入した今も同じ答えだと思います。

T-01A購入
 ところがある日「池袋でMNP7800円の店がある」という書き込みを2chで見つけたわけです。場所を調べて行ってみるとモバイル+モバイル池袋店(公式サイト見つからず。よく似た名前の携帯の買取と中古販売の店がありますが住所が違います)という店。店内でT-01Aを探すと、確かにMNP7800円。新規は17800円。ビックカメラは約35000円の表示。ヤマダ電機はデビュー割含め約30000円の表示。ビックの半額か……。というか、ウィルコムが秋に新端末出してもこんな値段じゃ買えないだろ……。T-01Aはスマートフォン購入サポートで30000円の割引が適用になるんですね。悩むこと10分ほど。なんか変なオプションつけさせられたり、カードつくらされたり、気づいたら中東の小国に傭兵として送り込まれて契約を盾に高額な違約金を払うか3年生き延びないと除隊できない事態に陥ったりするんじゃなかろうか。いや、最後のはありえねえだろ。苦笑。

 買う気はないないといいつつも料金プランは検討していて、タイプSSバリュー+ひとりでも割50+Biz・ホーダイ ダブル+mopera U スタンダード。店員さんに必須オプションを聞いてみると、ゆうゆうコール(月189円で5件までの指定先割引)とオプションパック(月420円で留守電など)。iモードがらみの動画サービスなどが必須じゃないのがありがたいけれどオプションパックはいるのやらいらないのやら。「いらないならはずしてもいいですから」と担当店員。すると別の店員さんがオプションパックは必須じゃない、と。その代わりにmopera U スタンダードが必須でBiz・ホーダイ プラス推奨。

 ……なんか予定通りじゃないですか、これ? 買えと? いや、なんか店に来る前に3万ほど銀行でおろしたばかりだったんですが? 衰弱よ、これは運命だ。

 シルバーか、黒か。黒だな。プレミアクラブの月額有料ケータイ補償も追加して、税込18690円を支払い、開通手続き待ち。電話番号は選べず。待ち時間にドスパラでA-DATAのmicroSDHCを、ビックカメラで液晶保護シートを購入。無事受け取って通院すると疲れて1日箱に入れっぱなしでした。

衰弱堂、苦戦する
 それでもようやく翌日には保護シートを貼り、16GBのmicroSDHCカードを挿し、付属品のシリコンケースにストラップを通すとT-01Aを早速セットアップ。

 いやぁ、WMの一からのセットアップなんてもうすっかり忘れてますよ。壁紙は「画像とビデオ」から画像選択して壁紙指定しないと透明度設定できないとか覚えてなかったですよ、まったく。

 T-01Aのカスタマイズはユーザなら途中まではそんなに変わらないのだろうと思います。以下はぼくの場合。
  • 東芝が心血注いで開発したストライプメニューを殺す(レスポンスが悪いため)
  • mopera U 端末設定でID/Passをメモしつつメールアカウントを設定(これをやったあとなぜかBiz・ホーダイのAPへの接続ができなくなって苦労した)
  • セキュリティスキャンを殺す(microSDHC絡みのトラブルの原因の一つという仮説あり)
  • POCSVでバックアップしたアドエスの電話帳をT-01Aに戻す
  • Aplio/Giraffeをインストール(これで各種ソフトウェアを導入可能になる)
  • WKTask、GSFinder+03、ポケットの手、jot、Google Map、TCPMPその他定番ソフトを直接インストール(自宅ADSLが1.5MBの衰弱堂の場合、端末で直接落とした方が早いという罠)
  • 無線LANアクセスポイントにT-01AのMACアドレスを追加([設定>システム>バージョン情報>バージョン情報]で確認できる)
  • 鳴り物入りのKinoma Playを試してちょっとがっかりする。笑い。
 で、ここから一気に見た目のiPhone化に着手。iPhone買えって? だってキーボードつながらないもん。すでに開発が終了してしまったらしいiFonz1.1.2を落としてきて.NET Compact Framework 3.5をインストール。アドエスで使っていたアイコン画像などをUSBマスストレージ経由で転送。電話帳にはTouch Contactを導入。設定していくとこんな風になりました。

T-01A

 アドエスに入れてみた際には、メールや電話の着信数が表示されないのとレスポンスが微妙(それでも実用に耐えないほどではなかった)ため、これをはずしてrlTodayでカスタマイズしていましたが、さすがに1GHz CPUのパワーは伊達ではなかった。

あれこれ付属品を購入
 さて、シリコンカバーがなんとなく冴えない色で、サイズが大きいのもせっかくのデザインをエクスパイアしている気がしたのであれこれ購入。ストラップが装着可能ですっきりしたケースといえば現状これ。がうがう!が取り扱いAmazonでも購入可能なCAPDASE Karapace Protective Case。

 なんか今見たら改良版になってるじゃないか! そうそう、初期ロットは電源ボタンがやや押しにくいのが残念だったのですが、切り込みを深くして押しやすくしましたとのこと。うーん、買い替え? まあいいか。自分でサンドペーパーで削ってみるかなあ……。

 ちなみにこのケース、もう1点難があります。裏側からサイド上面にカーブして本体を押さえ込む形状になっているのですが、ケースをはずしてみるとケース先端部に沿って傷ができてました。ケース取り外しの際についたようです。ぼくは気にしませんが、そういうことが気になる方はご注意ください。

 さらに標準添付のイヤホン変換アダプタの長さに辟易していたのでpocketgamesでオーディオmicroUSBアダプタ for T-01A、ポケットイヤホン(スタンダード)、ポケットシンク microUSBの3点を購入。ところがこれが微妙に失敗。まず、オーディオアダプタはケースを着用すると利用不可。ポケットシンク microUSBは普通に使えますが、肝心のPowerBank slim(ダイヤテック)からの充電は不可。どうやら現状では標準添付のFOMA 充電microUSB変換アダプタ T01を挟まないといずれも利用できない模様。ドコモショップに注文してこれも買い増し。1100円でした。

 そんなわけで引き続きあの長いイヤホン変換アダプタを使いたくなくてBluetoothレシーバの購入を決意。USBから充電可能で4時間再生ということで、ロジテックのLBT-AR100C2をビックカメラで購入。

 ……これ、Amazonでの評価低いなあ。2週間ほど使っていますが2時間は持つと思います。バッテリ切れの経験がないのでどのくらい持つのかは不明。ただ、レビューにもあるように結構ノイズが出るんですよ。これまで使ってきたAKGのK12Pでも、同じくAKGのK414Pでもノイズが乗ります。

 ところがどうでしょう。先ほど書きっぱなしでスルーしていたpocketgamesのポケットイヤホン(スタンダード)にすると、ノイズが激減するんですよこれが。ダイナミックレンジが狭いとか音の再生力が低いとかそういう理由? 苦笑。まあ、巻き取るとほんとうにコンパクトになるのでこれは便利。

トラブル、トラブル、トラブル……
 そして他人事だと思っていたトラブル、がんがん出ました。まず、電源投入すると再起動を繰り返す不具合が発生。泣く泣くマニュアルP183にある手順でマスタクリア。バックアップ? 電話帳と音楽・動画以外取ってませんよ。再び環境構築し、shareEDGESpb Backupを入手し面倒なので購入。再構築した環境のバックアップを作成。

 しかしこのshareEDGEなるサイト、無料で会員登録すれば5%オフといいつつクーポンページへのリンクURLがローカルリンクだったし(URLを読み替えてクーポンIDを探し出した)、間違ってますよと連絡しても何の返信もよこさないし、アフィリエイト申請しても放置されてるようだし、どうなんだ? 現在8月20日までメンバーは全製品25%オフのキャンペーン実施中とのこと。なお、アフィリエイト申請が放置されているので衰弱堂にはなんの見返りもございません。

 あ、ちなみにAmazonのアソシエイトはおかげさまで紹介料の合計が5年目にして3000円目前です。笑い。

 この環境再構築の際にT-01Aからネットワーク接続で母艦のフォルダを参照できるよう設定しました。GSFinderから「メニュー>ツール>ネットワーク接続の割り当て」を選び母艦側に作った共有フォルダを指定してログインIDとパスワードを設定、だったかな。これで自宅ではmicroUSBジャックは純粋に充電ジャックになりました。USBモード設定はマスストレージモードからActive Syncモードに変更し「高度なネットワーク機能を有効にする」のチェックははずす。予定表の同期はPOSyncで。

 で、さらに来ましたよ。帰宅途中にmicroSDHCの全消去。再起動してもだめ。諦めて家に帰ってから久々にケースをはずし(このときに線状の傷を発見)、裏蓋をはずしてmicroSDHCを取り出し、PCで確認すると例の「EncFiltLog.menc」がありました。パナソニックのフォーマッタで完全消去の上、フォーマット。念のため、試供品としてついていた8GBのmicroSDHCに一部メディアファイルを除いた同一環境を設定して予備として持ち歩くようにし、Wifi経由で母艦から必要なファイルを再転送。買い増しで注文かけていたFOMA 充電microUSB変換アダプタ T01が入荷したので自宅・職場とも充電接続のみ。その後は無事に生き延びております。

最後に:T-01A、買ってよかった?
 現状、買って満足しています。

 しかし既に書きましたが、微妙な端末だと思います。特にWM端末を使ったことがない人は手を出さない方が無難だと思います。

 このパワフルな端末をこのパッケージサイズに押し込んだ東芝技術陣のすごさは認めますが、サイズありきで作られた感は否めません。

 ハイパワーを活かしてマルチメディアコンテンツを楽しむ、ということを前提にするならば、イヤホンジャックはつけるべきだったと思います。そのことだけがつくづく残念。

 正直、Bluetoothのネゴシエーション、面倒なんですよ。しかも、ミュージックプレイヤー(当初TCPMPを使ってましたが、Nitrogenを使い始めました。プレイリストの使い方がわからなくて困ってるのですが、ワンタッチで画面スリープするのが便利。)を使いながらカメラを立ち上げてシャッターを切ると、シャッター音を出すためにBluetooth経由の音声が切れます。

 ちなみにそのとき試写したのはこれ。

T-01Aで撮影

 そもそもBluetooth接続中は3Gパケット通信ができません(現状抜け道あり。試してません)。外でyoutubeを楽しむ、といった誰でも考えそうな使い方をするにはあの無様なイヤホン変換アダプタを使うしかなく、バッテリ切れが近づけばそれもできなくなるわけです。

 そうした様々なことに目をつぶっても、なお選ぶだけの魅力がぼくにはあったようです。サイズ的に近いiPod 30GBを持ち歩く機会はめっきり減りました。T-01AのMP3フォルダにその日の気分に合わせて曲をまとめて送り込むツールがあれば、ぼくにはもうiPodは不要なんじゃなかろうか。それは無理な気がするので、いずれiPod nanoを買い増しするというのもありなのかと。

 ビックパソコン館の店頭で、掌の上にT-01Aを乗せたあの瞬間、ぼくはもう囚われていたのかもしれません。苦笑。

 なお、このエントリはT-01Aではなく、ThinkPadで書いてます。いずれ、T-01Aでも。







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