5000円のThinkPad R40eにUbuntu 9.04

item 】 2009 / 05 / 16
 衰弱堂にいかにThinkPad(しかも格安の旧型機)に目がないかは、例えば「ThinkPad A30を強化」あたりの記事を読んでいる向きにはすっかりおなじみなわけです。しかも、実は何の断りもなしにこのA30はお蔵入りさせてしまい、主力機種はThinkPad T42(2373-L8J)に入れ替わっているではありませんか。いつの間に。

 T42は去年の秋にYahoo!オークションで落札。3万5千円。PentiumM 1.7Ghzで15インチSXGA+(1400*1050)と画面サイズが広い。メモリを1GB追加して2GBにして現在はごくごく快適に動いている。

 現在は?
ThinkPad T42 ファンアセンブリの交換

 このThinkPad T42、実はCPUファンのトラブルがかなりの頻度で起きていることが、購入直後にわかった。なぜか。3日目くらいだったろうか、電源を入れるとすぐに"Fan error"で停止しやがったからだ。笑い。

 こんなときにもあわてないのがThinkPadユーザである。googleで検索すると片山淳氏による「【夏の自由研究】危険温度域92℃に達したノートPCはどうなった?」というまさに同様のお悩みにぶつかった先達の記事が見つかった。どうやらファンアセンブリは対策のためか仕様が変更になったものがあるようだ。これをIBMのパーツセンターに注文すればよいわけである。保守部品の販売については「Lenovo PC保守部品購入に関するご案内」(pdfファイル)に手順や連絡先など詳細がある。

 実際にpdfに記載されている番号に電話をかけてThinkPadの型番とファン・アセンブリの旧型番を伝えると、しばらくあってファン・アセンブリは新型番になっている旨の回答があった。職場のFax番号を伝えオーダー用紙を送信してもらった。

 必要事項を記入の上、これをFaxもしくは郵送する。代金は指定口座への振り込み。午後2時までにFaxと振込をして連絡すれば在庫がある部品は当日出荷してくれるようだ。実際部品はすぐに届いた。実にあっけない。

 送られてきたファン・アセンブリの換装は片山氏の記事下部にもリンクがあるが、

ThinkPad T42 - キーボード・ベゼル (15.0 型 LCD)
ThinkPad T40/T40p/T41/T41p/T42/T42p/T43/T43p - ファン・アセンブリーの取り外しと取り付け

に図解入りの説明がある。これを見ながらキーボードとその周りのベゼルをはずし、ファン・アセンブリ取り外しに挑んだ。取り外しの部分で「重要」として囲みで記されているが、ファン・アセンブリはCPUに直にシールのようなもの(熱伝導性はあるのだろう)で接着されていて、少々力を加えた程度でははずれない。

 隙間があまりなく、マイナスドライバーを無理やり差し込むとCPUに傷がつきそうで、これをはがすのはややデリケート。ぼくは100円ショップでプラスチックの15センチほどの定規と紙やすりを購入し、定規の角を落としたヘラを自作して少しずつ差し込んではがした。やってみると想像していたよりは楽な作業だった。

 この手の修理をメーカーに依頼すると3〜5倍の費用と倍の修理期間を覚悟する必要がありそうだ。Lenovoが買収した際には不安もあったが、こうした普段は見る必要がないストックの情報も含めてのサービスが引き継がれていることはありがたい。もちろん、自分で修理に手を出してかえって手の施しようのない状態にしてしまう可能性も否めないが。苦笑。

 といった話で1本エントリを上げるつもりだったのにすっかり忘れていたのでついでにまとめておく次第。さてさて本題。

ThinkPad R40eの憂鬱

 以前、240XかX20だったかを購入した、楽天のPCフレンズを覗いてみたら、ThinkPad R40eのジャンク品が5000円だったわけです。WinXP Proのライセンスキー付き、DtoD領域あり。特記は画面のくすみ、白斑のみだったか。で、えいやっと買ってしまったわけです。Linuxを入れて家で色々試してみる分には画質悪くてもよかろうと。

 無事届いて開封すると外装は特に大きな傷もなくきれい。キーボードもちょっとテカリがあるが上等。メモリはアイオーデータのSDD333-256MとインフィニオンのDDR266の256MBの2枚挿しだった。

 デスクトップでUbuntu 9.04 Desktop 日本語 Remix CDのイメージファイルをダウンロードして久しぶりにCD-Rを焼き、トレイに入れてCDからインストールせずそのまま起動。なんの設定もなくあっさりXが立ち上がった。起動ジングルまで鳴っている。いやー、すごいな。ネットにもつながず、GNOME 上海を1回やって満足。笑い。ちなみにゲーム17種類入ってます。

 じゃあせっかくだからインストールしようということで、DtoD領域の残っている20GBのHDDをなんとなく惜しみ、あまっていた15GBのHDDに換装。試しに起動してみるとWindows2000が立ち上がったがさくっと消去してインストール。スワップ領域の確保とか記憶の彼方からなんとか引きずり出して、結構あっさりとインストールも完了。

 ところがここから二つの憂鬱がはじまるわけである。

 R40eは512MB×2の合計1GBまでのメモリを搭載可能。DDRならそれほど高くなかろうと調べ始めるとこれがなかなかやっかいなことになっていた。どうも512MBのメモリが256MBまでしか認識されないケースがしばしばあるらしいのだが、これが何によるのかが調べてもよくわからない。どうやらチップセットのATI RADEON IGP 330Mが512MB超のメモリを扱う際にCMOS 32M × 8bitsメモリチップの16枚構成以外を正常に認識しないといった話らしいことがうすらぼんやり。書いていて自分でも正直よくわからないのが実に憂鬱ではないか。苦笑。

 ところがノーブランドの格安メモリでこの辺が書いてあるものはほとんどない。トランセンドのメモリはDRAM構成が出ていて、TS64MSD64V6F5というのが該当しそうなのだが、これが4200円弱と激安メモリの倍以上の価格。いやいや、PC1台買える値段じゃないですか! というか買ったわけだ。笑い。これはちょっと……そもそもこのメモリが本当に認識するのかどうかもよくわからないし。

 そんなわけでさらに「ThinkPad R40e メモリ」で検索してみたり、価格.comのノーブランドSODIMM DDR 512M PC2100 CL2.5 価格比較を見たりするうちにアーキサイトの通販サイトのメモリが見つかった。ハイニックスチップの512MBメモリのレビューにThinkPad R40eユーザの購入者による実働報告。1枚1890円と手頃ながら、送料が945円と微妙に高いのが切ない。2回買えばメモリ1枚分ではないか! ええい、2枚よこせ! とばかりに勢いで購入。5000円弱。あれ、この時点ですでにタイトルに偽りありじゃね? いやいや、メモリ購入前にすでにUbuntuは動いてたんだがらいいんです。

 で、このメモリ、16枚構成ではない。どうやらバッファローやアイオーデータなども同様のチップ構成ながら実装でなんか対応してるとかしていないとかいうよく分からない話。おそらくほかのサムソンチップの「バッファロー DN333-A512MZ, IOデータ SDD333-512M と同等品です。」とあるものも対応するということなのだと推察。SDD333-512Mは互換性情報で動作確認が取れているのでこちらを買ってもよいわけだが、当然高い。

 アーキサイトは土日の注文を月曜日から処理し始めるため、発送まで結構時間がかかる模様。先週の日曜日に注文して月曜に時間がかかる旨のメールが届き木曜日発送でした。

 本日このメモリを装着して認識確認。かくして一つの憂鬱は終わった。ではもう一つは?

 ThinkPad A30にUbuntu入れればよかったんじゃね? X20でもよくね?

 ……いや、ほんとうに購入ボタンを押すときにはまったくそんな考えが頭をよぎらなかった自分にほれぼれする。超負け組。負け組の殿堂。思い立ったらいつだってThinkPadをお買い物。ドカンと溢れる夢を買いましょ。気分は……。

 とまあ、そんな所有者の気分とはかかわりなく、持てる能力をフルに発揮するところとなったThinkPad R40e。液晶はなんだか鈍いが、なあにまだまだ老け込むような年じゃないぜおやっさん。しかしながらいまだスタンドアロン。そこからネットにつなぐまでにまた一苦労があったのだけれど、いいかげん長いので稿を改めるとしよう。

タグ:thinkpad





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