デビッド=フォスター・ウォレス死去

books 】 2008 / 09 / 17
「ヴィトゲンシュタインの箒」という特に有名でも必読でもない小説のレビューをずいぶん前に書いたのですが、昨日少しアクセスが増えていたので気になって検索して気づきました。46歳、自殺とのこと。
 デイビッド・フォスター・ウォレス氏(米作家)米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)によると12日、ロサンゼルス郊外クレアモントの自宅で死亡しているのが見つかった。46歳。自殺とみられる。

 ニューヨーク州生まれ。87年、長編小説「ヴィトゲンシュタインの箒」でデビュー後、ポストモダン文学の気鋭作家となった。「奇妙な髪の少女」などの邦訳作品がある。(ロサンゼルス共同)

2008/09/14 14:30   【共同通信】
なにか申し訳ないような気もするのだけれど、この訃報を目の当たりにしてもぼくは特に心動かされるものはなくて、むしろその置き場のなさに当惑しているようだ。いくら書棚に置きっぱなしで数年間放置していた1冊を読んだだけにしても、作家の死はもっと重いものなんじゃなかろうか。

「ポストモダン文学の気鋭作家」というのは、なるものなんだろうか。この語りようのなさにも、文学の死が漂っている、とでもうそぶいておけばいいのだろうか。






Comment(2) | TrackBack(0) | books

この記事へのコメント
「ヴィトゲンシュタインの箒」が好きでした。しかし、たしかに、死んだと聞かされても心は動かないですね。
Posted by マル季 at 2008年10月01日 05:56
マル季さん:

確かにヴォネガットのときを思い出すとすごく揺れ動く感じがあったように思うんです。

小説ももはや内面化を促すことのないツールとして細々と市場を維持していくのだろうとぼんやり見つめる次第です。
Posted by 衰弱堂 at 2008年10月03日 01:57
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